「24時間ジムに入会したけれど、マシンの使い方がよく分からず、いつの間にか通わなくなってしまった……」
「自分なりに運動を頑張っているのに、なかなか結果につながらない……」
そんな経験はありませんか?
「今度こそ運動を続けたい」と思っていても、パーソナルジムは一般的なジムより費用が高いことも多く、「本当に自分に合っているの?」「また続かなかったらどうしよう」と不安になる方も少なくありません。
パーソナルジムの大きな特徴は、トレーナーから自分の目的や体力に合わせた指導を受けられることです。一方で、費用やトレーナーとの相性、予約の取りやすさなど、入会前に確認しておきたいデメリットもあります。
この記事では、くらしかる編集部が調査・取材した内容に加え、厚生労働省や国民生活センターなどの公的資料を参考に、パーソナルジムのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
「自分にはパーソナルジムが合っているのか」「どんな点を確認して選べばいいのか」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

くらしかる編集部では、「暮らしを軽くする」というブランドコンセプトのもと、パーソナルジム・ホットヨガ・マシンピラティスなど、さまざまなフィットネス施設を継続的に取材・調査しています。店舗情報だけでなく、駅からのアクセスや周辺環境なども確認しています。記事では、料金や設備だけでなく、契約前に確認したい注意点など、公式サイトだけでは比較しにくい情報も分かりやすく整理しています。また、厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」や、JATI(日本トレーニング指導者協会)などが公開する資料を参考にしながら、当サイトの「運営・コンテンツ制作ポリシー」に基づいて記事を制作しています。
パーソナルジムの主なメリット
パーソナルジムの最大の特徴は、トレーナーからマンツーマン、または少人数で指導を受けられることです。
一般的なスポーツジムでは、自分でトレーニング内容を考えたり、マシンの使い方を確認したりする必要があります。一方、パーソナルジムでは、目的や体力、運動経験などを踏まえてトレーニング内容を組み立ててもらえる場合があります。
主なメリットは次の4つです。
1. 自分に合ったトレーニングを受けやすい
パーソナルジムでは、運動経験や体力、目的などを確認したうえで、トレーニング内容を調整してもらえることがあります。
例えば、運動初心者と普段から運動している人では、適切な負荷や運動量は同じではありません。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、筋力トレーニングでは個人の特性や能力に合わせて実施する「個別性の原則」が重要とされています。
そのため、「運動経験が少ない」「体力に自信がない」「何から始めればいいか分からない」という方にとって、個別に調整してもらえることは大きなメリットです。
2. 正しいフォームを確認してもらえる
スクワットやヒップリフト、ダンベルなどのトレーニングは、動作そのものだけでなく、姿勢や関節の位置、負荷のかけ方なども重要です。
自己流で行っていると、「このフォームで合っているのかな?」と迷うことがあります。
パーソナルジムでは、トレーナーから動作についてその場でアドバイスを受けられるため、フォームを確認しながらトレーニングを進めやすくなります。
国民生活センターも、パーソナル筋力トレーニングについて、トレーニング前に運動習慣や体力などを確認し、自分に合ったトレーニングプランが作成されることを確認するよう注意喚起しています。
3. 運動を続けるきっかけを作りやすい
一人で運動を始める場合、「今日は疲れたからやめておこう」と先延ばししてしまうこともあります。
パーソナルジムでは予約した日時にトレーナーとのセッションがあるため、運動する予定を生活の中に組み込みやすいことがメリットです。
もちろん、パーソナルジムに通えば必ず運動が習慣化するわけではありません。
しかし、運動する日時が決まっていることや、トレーナーと一緒に取り組む環境があることは、運動を始めるきっかけの一つになります。
4. 目的に合わせた指導を受けやすい
パーソナルジムを利用する目的は、「運動不足を解消したい」「筋力をつけたい」「体力を高めたい」「健康的な体づくりをしたい」など、人によって異なります。
そのため、入会前に「自分は何のために通うのか」を明確にしておくことが大切です。
厚生労働省も、身体活動・運動は個人差を踏まえ、可能なものから取り組むことを推奨しています。
「短期間で大きく変わること」だけを目標にするのではなく、無理なく継続できる運動習慣をつくることも、パーソナルジムを利用する目的の一つと考えられます。
パーソナルジムのデメリット・注意点
パーソナルジムには多くのメリットがありますが、誰にとっても最適とは限りません。
特に確認しておきたいのが、料金・トレーナーとの相性・予約の取りやすさ・トレーニング内容・契約条件です。
主なデメリットは次の4つです。
1. 一般的なジムより費用が高くなりやすい
パーソナルジムでは、施設を利用するだけでなく、トレーナーから個別指導を受けるため、一般的なスポーツジムより料金が高くなる傾向があります。
そのため、料金だけで判断するのではなく、
- 1回あたりのトレーニング時間
- 月に何回利用できるか
- トレーナーの指名が可能か
- 食事指導が含まれているか
- レンタルウェアやシャワーなどのサービスが含まれているか
- 入会金やその他の費用が必要か
などを確認し、総額で比較することが大切です。
2. トレーナーとの相性が合わないことがある
パーソナルジムでは、トレーナーと1対1で過ごす時間が長いため、相性は重要なポイントです。
知識や指導経験だけでなく、
- 説明が分かりやすいか
- こちらの話を聞いてくれるか
- 無理な負荷を求めてこないか
- 目的や生活スタイルを理解してくれるか
- 質問しやすい雰囲気か
といった点も確認しておきましょう。
可能であれば、入会前のカウンセリングや体験トレーニングを利用して、実際の指導を確認することをおすすめします。
3. 予約や通う時間が必要になる
パーソナルジムは予約制の店舗が多いため、自分の好きな時間にいつでも運動できるとは限りません。
仕事や育児などで予定が変わりやすい方は、
- 予約変更は何時間前まで可能か
- キャンセル料はいくらか
- 振替はできるか
- 希望する時間帯に予約が取りやすいか
などを事前に確認しておきましょう。
「駅から近い」「営業時間が長い」といった通いやすさも、継続するうえで重要なポイントです。
4. トレーニングによるけがや体調不良にも注意が必要
「パーソナルだから安全」とは限りません。
国民生活センターには、パーソナル筋力トレーニングによるけがや体調不良について相談が寄せられており、腰の痛みやしびれ、筋・腱の損傷などの事例も紹介されています。
トレーニング中に違和感や強い痛みがある場合は、無理に続けないことが大切です。
また、持病や運動に不安がある場合は、必要に応じて医療機関などに相談したうえで運動を始めましょう。
パーソナルジムが向いている人・向いていない人
パーソナルジムにはメリットとデメリットの両方があります。
「高いから良くない」「マンツーマンだから必ず効果が出る」と考えるのではなく、自分の目的や生活スタイルに合っているかで判断しましょう。
パーソナルジムが向いている人
- 運動のやり方がよく分からない人
- 自分に合った運動内容を知りたい人
- フォームを確認してもらいたい人
- 一人では運動を続けにくい人
- 運動習慣を身につけたい人
- 自分の目的に合わせて指導してほしい人
一方で、次のような人は一般的なジムや自宅トレーニングのほうが合っている場合があります。
- できるだけ費用を抑えたい人
- 自分でトレーニング内容を決められる人
- 好きな時間に自由に運動したい人
- すでに運動習慣があり、基本的なフォームを理解している人
大切なのは、「パーソナルジムに通うこと」そのものではなく、自分に合った方法で運動を継続することです。
パーソナルジム選びで失敗しない5つのチェックポイント
パーソナルジムを選ぶときは、料金だけで決めるのではなく、次の5点を確認しましょう。
比較表:失敗しないパーソナルジム選び5つのチェックポイント
| チェック項目 | 確認すること | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 料金 | 入会金・月額・回数券・追加料金など | 最終的な支払額を把握するため |
| トレーナー | 資格・経験・指導方針・担当制など | 自分に合う指導を受けるため |
| トレーニング内容 | 目的や体力に合わせて調整されるか | 無理なく継続するため |
| 予約・キャンセル | 予約方法・変更期限・キャンセル料など | 通いやすさを確認するため |
| 契約条件 | 契約期間・解約・返金条件など | 契約後のトラブルを防ぐため |
特に重要なのは、「契約前に分からないことを質問すること」です。
料金だけでなく、途中で通えなくなった場合の扱いや予約変更、キャンセル、返金などについても確認しておきましょう。
なお、特定商取引法の「特定継続的役務提供」は対象となる役務や期間・金額が法律で定められており、パーソナルジムの契約すべてが一律に対象になるわけではありません。契約条件について不明な点がある場合は、契約書や利用規約を確認し、必要に応じて消費生活センターなどに相談しましょう。
また、トレーニングについても、事前に体力や運動経験などを確認してくれるか、体調や違和感を伝えやすい環境かを確認しておくと安心です。
まとめ:パーソナルジムは「自分に合った指導」を選ぶことが大切
パーソナルジムには、
- 自分に合ったトレーニングを受けやすい
- フォームを確認してもらいやすい
- 運動を始めるきっかけを作りやすい
- 目的に合わせた指導を受けやすい
といったメリットがあります。
一方で、
- 一般的なジムより費用が高くなりやすい
- トレーナーとの相性がある
- 予約や通う時間が必要
- トレーニングによるけがや体調不良にも注意が必要
といったデメリットもあります。
そのため、「パーソナルジムなら必ず結果が出る」と考えるのではなく、自分の目的・体力・生活スタイル・予算に合ったジムを選ぶことが大切です。
厚生労働省も、身体活動・運動は個人差を踏まえて、可能なものから取り組むことを推奨しています。筋力トレーニングについても、個人の特性や能力に合わせる「個別性の原則」が重要とされています。
「今まで運動が続かなかったから」と諦める必要はありません。
まずは、自分がなぜ運動を始めたいのかを整理し、体験トレーニングやカウンセリングを利用しながら、自分に合う環境を探してみましょう。
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よくある質問Q&A
パーソナルジムを検討している方から、よくある質問をまとめました。
- パーソナルジムは週1回でも効果がありますか?
- 運動が苦手でもパーソナルジムに通えますか?
- パーソナルジムに通えば痩せられますか?
- 食事指導は必ず受けたほうがいいですか?
- パーソナルジムの体験では何を確認すればいいですか?
Q1.パーソナルジムは週1回でも効果がありますか?
週1回から始めることもできます。
ただし、健康づくりに必要な身体活動量は、年齢や体力、目的などによって異なります。厚生労働省は成人について、筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨しています。
パーソナルジムでのトレーニングだけでなく、普段の歩行や自宅での運動なども含めて、無理なく身体活動を増やしていくことが大切です。
Q2.運動が苦手でもパーソナルジムに通えますか?
はい。運動初心者でも利用できるパーソナルジムはあります。
むしろ、運動のやり方が分からない方にとっては、トレーナーから動作や負荷について説明を受けながら進められることがメリットになる場合があります。
ただし、初心者への指導経験があるか、体力や運動経験に合わせて内容を調整してくれるかは、入会前に確認しておきましょう。
Q3.パーソナルジムに通えば痩せられますか?
パーソナルジムに通うだけで、必ず体重が減るとはいえません。
体重や体脂肪の変化には、食事、身体活動量、睡眠、生活習慣などさまざまな要因が関係します。
パーソナルジムでは、運動を継続するためのサポートや、自分の目的に合わせたトレーニングを受けられることがメリットです。
Q4.食事指導は必ず受けたほうがいいですか?
必ずしも必要とは限りません。
食事指導を行っているジムでも、内容や方法は店舗によって異なります。
食事内容を細かく管理するタイプもあれば、日常生活で実践しやすい方法を提案するタイプもあります。
自分がどの程度のサポートを必要としているのかを考え、契約前に内容を確認しましょう。
Q5.パーソナルジムの体験では何を確認すればいいですか?
次の点を確認しておくと安心です。
- トレーナーの説明が分かりやすいか
- こちらの話をきちんと聞いてくれるか
- 運動経験や体力を確認してくれるか
- 無理な負荷を勧めてこないか
- 料金や追加費用が明確か
- 予約変更やキャンセルのルールが分かりやすいか
- 契約期間や解約・返金条件を確認できるか
体験は「入会するため」だけではなく、自分に合うジムかどうかを確認するための機会として利用しましょう。
参考文献
- 厚生労働省「身体活動・運動の推進」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 情報シート:筋力トレーニングについて」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 情報シート:身体活動・運動を安全に行うためのポイント」
- 独立行政法人 国民生活センター「『パーソナル筋力トレーニング』でのけがや体調不良に注意!」
- 消費者庁「特定継続的役務提供」