出雲大社北島国造館のポイントまとめ!

出雲大社御本殿の東に「北島国造館」があります。

北島国造館の境内には美しい庭園や滝などがあり「出雲教」の総本院でもあります。

そして地元の皆さんは北島さんと親しく呼ばれ、そんな北島国造館についてご紹介します。

 

北島国造家・出雲教

かつては出雲大社御本殿後方・八雲山の山麓に「北島国造家」が所在されてました。

松平直政(松江藩主) は出雲大社の境内拡張に着手され、その後北島国造家は、1664年(寛文4年) に現在の地に屋敷替え。

出雲教は、第76代 北島脩孝(きたじま ながのり)により、1882年(明治15年) 設立されました。

そして出雲教は、大國主大神様にお仕えし、その御神徳を広める教団として出雲大社をお護りされてます。

 

美しい庭園(北島国造館)

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北島国造館の境内には、美しい庭園があります。

その庭園には、竜虎の庭(りゅうこのにわ)・心字池(しんじいけ)・亀の尾の瀧(かめのおのたき) です。

竜虎の庭(りゅうこのにわ)

北島國造館の庭園(国造邸庭園) は、竜虎の庭と呼ばれます。

由来は、池の手前から中央に向かって伸る松を”竜”・心字池出島のソテツを”虎”に見立てて「竜虎の庭」と呼ばれます。

竜虎の庭では、結婚式当日の幸せな新郎と新婦の姿を見掛けます。

心字池(しんじいけ)

庭園の奥には、美しい心字池があります。

由来は、池の形が “心” の字をかたどっていると伝えられます。

また心字池の周りには、天神社や天満宮が鎮座しています。

亀の尾の瀧(かめのおのたき)

「亀の尾の瀧」は、能野川(よしのがわ) の上流から水が引かれ、心字池に注ぎ込まれます。

滝の名は、明治の時代、東久世(ひがしくぜ) 伯爵が御参拝の折り、伯爵から詠まれた歌に由来しているそうです。

庭園のベンチに座り、美しい滝をみていると、とても癒され時間を忘れてしまいます。

四脚門(しきゃくもん)

北島国造館は見所が多いですが、さらに重要な建造物があります。

北島国造館には「四脚門・しきゃくもん」があります。

四脚門は出雲大社の神域内では最古の建造物とのことで、中央上部・正面に「龍」・背面には「鯉」の欄間彫刻、桁上には「二重亀甲剣花菱」の神文が施されています。

特に、龍の眼や蟇股には金箔押しが残されており、眼が鋭く、右手に持つ宝珠が印象的です。

その龍の姿には圧倒されますよ。

出雲大社へ参拝の際には、北島国造館にもお越しくださいませ。

是非に。